ザルツブルク・モーツァルテウム大学の2025/2026年冬学期の入学試験の要項が発表されていますので概要をお知らせします。
詳細は大学ホームページのピアノ科のページを直接確認されるか、当方に問い合わせください。
ザルツブルク・モーツァルテウム大学のWebsiteはこちら
※Masterstudium Klavier は、2025年より新規の募集がなくなり、Master Klavier Solo のみとなりました。
・出願(オンライン登録期間)2025年2月1日から2月28日までです。
⇒受理されると出願ビデオのアップロードに招待されます。
・出願ビデオのビデオアップロード期限: 2025年3月20日
⇒ ビデオ審査で合格した受験者は実地試験に招待されます。
ビデオ課題(学士課程、修士課程共通)
a. J.S.バッハ 平均律
b. ウィーン古典派ソナタ(シューベルトを含む)の速い楽章
c. F. ショパン エチュード(op.10/3,6、op.25/1,7を除く)
d. 自由曲(5分以上)*。
*h-i)の課題曲も自由曲として選択できる。
実地試験日程
(実技)2025年6月2日~6月6日 (音楽理論)2025年6月5日(学士課程のみ)
実技試験はザルツブルクの本校舎 Kleines Studio にて、2回に分けて行われます。
(2回目は1次通過者のみ)
演奏する曲目は、審査する教授陣によって指定されます。
学士課程:
試験A 実技
e. J.S.バッハ 平均律(a.)
f. ウィーン古典派ソナタ全曲(b.)
g. ショパン エチュード(c.)
h. ロマン派の作品
(後期ロマン派を含む、例えばラフマニノフやスクリャービンの作品53まで)
i. 20~21世紀の作品
k. 短いピアノ曲 ※楽譜は試験初日の会場受付時に配布されます。
2次試験の会場受付時に用意しましょう。
試験B 音楽理論(筆記および口頭)
筆記試験(約60分):
・記憶による旋律の記譜
・与えられた旋律の継続
・与えられたテキストの旋律を見つける
・単旋律と簡単な大譜表の記譜とリズムの記譜
・転回を含むすべての三和音と七和音(特にII'とV7)の形成
・簡単な通奏低音図形、和声機能、和声レベルを音楽的文脈の中で認識し、書き取る。
口頭試問(5~10分)の要件
・視唱
・音程と簡単な和音を聴き取り、名前を挙げる。
・三和音(転回)およびV7の歌唱
・ハーモニーの音程(長2度、短3度など)と非和声音の聴き取り
・2つの異なる調(長調と短調)のカデンツ
試験の例題とその他の教材はHPから閲覧可能です。
試験C ドイツ語
A2以上のドイツ語能力の証明書の提示(入学時でOK)
修士課程:
e. J.S.バッハ 平均律(a.)
f. ウィーン古典派ソナタ全曲(b.)
g. ショパン エチュード(c.)
h. ロマン派の作品
(後期ロマン派を含む、例えばラフマニノフやスクリャービンの作品53まで)
i. 20世紀前半の作品
k. 1945年以降の現代作品
l. 短いピアノ曲 ※楽譜は試験初日の会場受付時に配布されます。
2次試験の会場受付時に用意しましょう。
すべての作品(1945年以降の現代音楽とk.の作品を除く)は暗譜で演奏すること。
試験B ドイツ語
A2以上のドイツ語能力の証明書の提示(入学時でOK)